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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (6)ハルケギニアの意志ある武具デルフリンガー 夜、トリステイン魔法学院、宝物庫前。 ……… 「ねぇ?ミスタ・コルベール『破壊の杖』をご存知?」 「ええ、勿論!存じておりますとも、あれは何とも奇妙な形をしておりましたなぁ」 「流石はミスタ・コルベール、他にはどのような、」 「いやいや、『破壊の杖』は勿論素晴らしい宝物です。しかしですな、これはまだ未発表なのですが、先日から私が研究している『禁断の剣』、あれが『破壊の杖』をも凌ぐ武器だと分かったのです!」 「へ、へぇ…そうなのですか、それは一体どのような」 「今日はもう遅いですし、明日、昼食の時にでもお話しましょう。ご予定などはありますかな?」 「い、いえ、ありませんが…」 「それは結構!ささ、今夜はもう遅いですから、送っていきましょう!」 「いえ、すぐそこですから…」 「最近は怪盗が出るそうですぞ!遠慮なさらず!」 「いえ、ですから……」 こうしてコルベールは見事ロングビルとの昼食の約束を取り付けたのであった。 虚無の曜日。 「街へ行くわよっ!」 自室で、ルイズがウルザに向かって宣言する。 「………急だが、何か入り用なのかね。」 応えるウルザは机に向かって何かを製作中である。 どうやら先日から作っていたものを、今はコルベールと共同製作という形で進めているらしい。 「武器よ、貴方用の武器を買うわ」 「武器……私はメイジなのだが、なぜそのような物を買うのか教えてもらいたいな」 「貴方が魔法を使うととんでもないことになりそうなのと、手加減ってものを知らないからよ!」 先日、この使い魔メイジとギーシュとの決闘は、ギーシュが灰色熊に殴り倒されるという結果で終わった。 その後ギーシュの意識が戻らなかったのだが、モンモランシーの手厚い看護の末、三日後に目を覚ました。 結果としてギーシュとモンモランシーの絆が深まったのは雨降って地固まったということなのであろうが、今の問題とは関係が無い。 問題は、ウルザというこの男がドットメイジ相手に大人気ないくらいにこてんぱんにしたということである。 決闘の夜、ルイズがウルザを問い詰めたところによれば、彼は本来「アーティファクト」と呼ばれる魔法と機械の融合したようなものの扱いを得意としており、それに比べれば魔法などは手習い程度であるらしい。 そして、魔法を使った手加減が苦手というのも本当のようだ。 彼なりに手加減のつもりで、召喚したらしい熊は、本能のままギーシュを殴り飛ばしたというわけだ。 勿論、彼が手加減するつもりでも熊は手加減なんてしないだろう。 (そもそも!使い魔なのに召喚魔法って何様よっ!) 「だから!貴方には剣を持ってもらうわ!」 「だから、なぜそう繋がるかを説明してもらえないかね?ミス・ルイズ」 「魔法が手加減出来なくても、剣なら出来るでしょう!ただの力加減なんだから!それに貴方に魔法を使わせるよりは貴方に武器を持たせる方がずっと安全だわっ!」 「……そういうことなら仕方あるまい、では支度を済ませるので暫し待ちたまえ」 「タバサッ!タバサってば!お願い!助けて頂戴!」 「………」 「出かけるわよ!早く支度をしてっ!」 「…何?」 「おじさまがルイズに連れられて街へ行っちゃったの!今日こそはデートに誘おうと思ってたのに!だから追いかけるのよっ、おじさまをルイズ一人に独占させたりはしないわっ!それには貴女の協力が必要なのよタバサっ!」 「………分かった」 「ありがとう!タバサ!おじさま!待っててください、キュルケは今お側に参りますわっ!」 「ほう、これがトリステインの城下町かね…」 「ええ、ブルドンネ街はトリステインで一番大きな通りよ」 「中々ににぎわっている様だね」 「スリも多いですから、気をつけて頂戴ミスタ・ウルザ」 「目当ての店は分かっているのかね?ミス・ルイズ」 「…ええ、こっちよ」 「へーい、いらっしゃーい」 二人が入ったのは裏通りにある武器屋であった。 「へ、はい!貴族様!うちは全うな店屋で、お上に目をつけられるようなことは…」 「今日は客として来たのよ、彼に持たせる剣を見繕って頂戴」 「では、こちらなど如何でしょう?美しい彩飾が施されたレイピアにございやす」 「あら、キレイな剣ね。でも随分と細い剣なのね、折れちゃいそうだわ」 「へへぇ、それは最近貴族様に人気の剣でございます」 「貴族に人気?どういうこと?」 「昨今は宮廷の貴族の方々の間で下僕に剣を持たせるのが流行っておりましてね。 その際にお選びになるのがこのように綺麗な剣でさあ お客様方もそれで剣を買いにいらっしゃったんじゃ無いんですかい?」 「違うけど……なんでそんなことが流行ってるのよ?」 「へい、何でも城下町を盗賊が荒らしておりやして…」 「………ふーん」 ここで後ろに控えていたウルザが口を挟んだ。 「いや、駄目だな。この剣は耐久性に問題がある。それに精製工程や組成にもだ。 装飾にも粗が目立つ、これでは武器としても飾りとしても二流と言わざるを得ない」 ぽかーんと口をあける二人。 「あんた、妙なところに拘るのね…」 「お、お客さん!それは無いですぜ!それはうちの取っておきでさぁ!」 「駄目なものは、駄目だ」 「そうね、本人がそう言っているんだから、別なのを用意して頂戴。大きくて太いやつよ」 「どーぞ、これが店一番の業物でさぁ」 「へえ、これは確かにご立派ね」 「こいつを鍛えたのはかの有名なゲルマニアの錬金魔術師シュペー卿で、魔法がかかっているから手伝って一刀両断でさぁ」 「ふむ、確かにエンチャントはかかっているな………剣としての完成度も先ほどよりは良いようだが………」 「ッネクラメイジが、ちょっと目利きが効くからってイッパシの口きくんじゃねぇ。 剣も振ったこと無いようなメイジが、武器にいちゃもんつけるなんざ、ふざけんじゃねぇよ!」 「おいこら!デル公!お客様になんて口ききやがる!静かにしやがれ!いつもいつも商売の邪魔しやがって!」 「へっ!てめぇの売り方にはヘドが出るぜっ!」 店主が声をかけたのも特価ワゴンセールであれば、返した声もワゴンセールからであった。 「ほう、これはインテリジェンスソードか」 「ちょっ!インテリジェンスソードって意志を持つ魔剣じゃない!なんでそんなものがこんな場末の武器屋のワゴンセールに入ってるのよ!」 「ミス・ルイズ、この剣にしよう」 「ええ!そんな簡単に決めちゃっていいの!?」 「多少の経年劣化は見られるが、この程度ならば武器としての機能に問題は無いだろう」 「そう言うなら……これ、頂くわ」 ウルザがワゴンセールからデルフリンガーを引き抜いた。 「……おでれーた、てめ、メイジの癖に「使い手」か!?」 「ほう、分かるとは、実に興味深い」 ウルザが色眼鏡越しにじろじろとデルフリンガーを観察する。 「おめぇ………まあ、いいか、よろしくな、相棒!!」 おでれーた、おでれーた、相棒はおっかねぇなあ ―――デルフリンガー 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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「迷宮キングダム」の四コマ「小鬼キングダム」より『小鬼小王』クロビスと宮廷メンバー一行 ルイズ・キングダム!!-1 ルイズ・キングダム!!-2 ルイズ・キングダム!!-3 ルイズ・キングダム!!-4 ルイズ・キングダム!!-5 ルイズ・キングダム!!-6 ルイズ・キングダム!!-7
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「ハヤテのごとく!」の綾崎ハヤテが召喚される話 ルイズさんとハヤテくんと-1 ルイズさんとハヤテくんと-2 ルイズさんとハヤテくんと-3 ルイズさんとハヤテくんと-3-2 ルイズさんとハヤテくんよ-4-1 ルイズさんとハヤテくんよ-4-2 ルイズさんとハヤテくんよ-5 ルイズさんとハヤテくんよ-6
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前ページ次ページルイズの魔龍伝 6.ブルドンネ街 決闘から三日、ルイズの周囲は少しずつ変わっていった。 まず表立って馬鹿にする生徒が少なくなったのである。 メイジについて表す言葉に「メイジの実力を見るなら使い魔を見ろ」というのもあり 「ギーシュのゴーレムを圧倒的かつ一瞬で葬り去ったのはルイズの使い魔」 という衝撃的事実はあっという間に学院内を駆け巡っていた。 元々魔法以外の成績はトップクラスであり、家系もトリステインの中では相当に有名な部類に入るので 「あのルイズがとうとう」と感心する者もいたという。 「どうせ嘘に決まっている」「ルイズが凄いのではなく使い魔が凄い」 人づてに話を聞いた者や、ルイズを侮蔑目的でからかっている心無い者もいたものの 決闘の当事者であるギーシュとルイズ、更にこの決闘を見ていた彼女らのクラスメートも多く 何より使い魔の名前が「ゼロ」であったためルイズのクラスでは「ゼロ」とルイズを馬鹿にする者は一人もいなくなった。 「アンタが名前をゼロゼロ言うから私の二つ名が“ゼロ”のままじゃないのよーーーーーーー!!!!」 当人はこんな感じで相変わらずご立腹であったが。 「買い物に行くわよ」 その日の夜、ルイズから提案があった。 話によると明日は休日にあたる虚無の曜日なので街へ買い物に行くとの事らしい。 「それで、アンタの寝具と…剣ね、それを買うわ」 「…どういう風の吹き回しだ」 「あんたがボロっちぃマントで寝てるのがみっともないからよ! 使い魔の管理をするのも私の仕事!それに…私が受けた決闘で剣、壊しちゃったみたいだし…」 今までの待遇からするとあり得ない提案とちょっとしおらしくなった言動に疑心暗鬼になるゼロ。 この娘の事だ、何か物を買わせてまた雑務を押し付けるに違いないと彼は思ってしまった。 「物で釣っても俺は着替えの手伝いもしないし顔は洗わんからな」 使い魔が出来て色々と雑務をさせようというルイズの企みは事実失敗に終わっていた。 呼び出して2日目の朝は何とかなったものの、それ以降は着替えと洗顔に関しては 「そのぐらい自分でやれ」と断固として断られたのだ。(水は朝の鍛錬のついでに汲んでくれているようだが) 更に部屋の掃除と洗濯は率先してシエスタがやるようになってゼロをこき使う機会も無くなってしまった。 着替えと洗顔をやらないなら飯を抜こう、とは思い立ったがシエスタの話では 決闘で気を良くした厨房の人達がご飯を出してくれており、ゼロも 「俺の飯と、シエスタがルイズの世話をしている礼だ」 と薪割りや物の持ち運びなどの力仕事や使い魔への餌やり(使い魔達がゼロに妙に懐くかららしい)を 行っているので「言う事聞かないから飯を抜く」とはとても言い出せなかった。 しかし決闘で見事圧倒的な力の差を見せ勝利した使い魔、 褒美で何か買ってやろうという気持ちも無い訳ではなかった。 それがゼロの一言で見事に打ち砕かれた。 ゼロの鈍感な言葉にルイズの心に火が灯り、それは徐々に炎を形作る。 「あー…っそ! アンタ異世界から来たなら当然この世界のお金ってのは持って無いわよね?」 「そういえば…そうだな。元々流浪の身だから手持ちは殆ど無かったが…」 「いくら強くても騎士たるもの、剣を持ってないと駄目よねぇ…!」 「確かに…いや、向こう側にいた頃のように魔物を退治をして路銀を…」 「私がそんな事許可すると思う?それより何より、アンタの種族はこの世界でアンタだけ。 信用されるどころか下手すると魔物扱い、追う筈が追われる立場にねぇ…」 「くっ!」 この世界での路銀と、決闘で使い物にならなくなった剣の調達。 食事と寝床が保障された学院に数日いたおかげでそこまでゼロの考えが回っていなかった。 実を言えば雷龍剣には剣を使わない技もあるのだが、的確な指摘をされたゼロは すっかりルイズのペースに呑まれてしまいぐうの音も出なかった。 「まぁ、別に物を買い与えて働けって訳じゃないのよ? 私は決闘ですっごい活躍したゼロになんか買ってあげようかなーって思っただけ。 でも、そう思ってたのにガンダムが「物で釣っても働かない」って勝手に決めつけちゃって…」 「ぬぬ…」 「あー傷ついたなー、ご主人様すっごい悲しいなー」 あからさまな演技なのは分かっているのだが、もはや言い返す言葉が見つからないゼロ。 彼女が「あの言葉」を要求しているのは何となく感じてはいるが自分の意地がそれを言わせまいとしていた。 「ガンダムがもうちょっと素直ならねぇ…」 「(迂闊に疑ってしまった俺にも非がある… 仕方が無い、背に腹はかえられん…)」 「疑り深くなって…すまなかったな、ルイズ」 「もっと分かりやすく簡潔に」 「何?」 「反省しているんでしょ?じゃあもっと分かりやすい言葉がいいわ」 ルイズの顔はとてもにんまりしていた。 しかしそれはクックベリーパイを前にした時のような無邪気なものではなく、 何か黒いものが奥底にあるような邪悪なにんまり顔。 その顔を前にゼロはその言葉を言わざるを得なかった。 「……ごめんなさい」 「よろしい、じゃあ明日はお買い物ね」 ルイズ、召喚して以来初めてゼロより優位に立った瞬間であった。 「…プフッ」 「何がおかしい」 明くる朝、魔法学院前の正門前。 馬に乗ったゼロを見てルイズは思わずちょっと吹き出していた。 ゼロの身長こそルイズよりも大きいとはいえ、ゼロの頭身は大体2.5~3頭身であり 馬に乗っているゼロの姿はルイズの目にはなんともユーモラスに映っていたのだから。 「何でもないわよ……ックク」 「昨夜か!?昨夜のアレか!?俺はもう謝ったぞ!」 「じゃあ私が先導するから付いてらっしゃいな」 「おい!」 昨夜のやり取りの事かと思ったゼロが話しかけても、どこ吹く風といったルイズは ゼロをよそに楽しそうに馬を走らせていった。 ブルドンネ街、トリステイン王国で一番の大通りである。 休日で人がごった返すそこを窮屈そうに歩くルイズと、それに付いてくる フードを目深にすっぽり被った何か…もといゼロ。 何があったかというと、街に近づくちょっと前に馬を止めたルイズから 「ゴーレムにしてはかなり例外な見た目だし喋るから目立つわよね…」 という懸念から来る提案で表向きは「自分で喋る珍しいゴーレム」という扱いで行動することになった。 無論ゼロも余計な騒ぎは好かなかったので 「ルイズにしては中々真っ当な考えだな」 と彼女に蹴りを入れられるような感想を返しつつ素直に承諾した。 街の入り口にある駅で馬を預けた時も最初は駅の者に珍しい目で見られたが それだけだったので一安心で街へを繰り出せたのである。 「ん~と、確かこの路地を入って……四辻を抜ければ近くに武器屋だったかな…」 記憶を辿りながらルイズは人ごみを外れて街の裏路地へと入ってゆく。 建物の間に位置する日の差さない路地は昼間でも薄暗く、そこらに汚物やゴミが散らかっており ゴロツキやならず者の溜まり場になっていた。 昼間はそこまでたむろしている訳でもなく、壁にもたれかかったり地べたに座ってる者が ほんの少しいるぐらいでここを通るルイズとゼロを一瞥するとまた視線を元に戻していた。 「おいお嬢ちゃん」 が、もうすぐ四辻に出ようという所で道端に座っていた男に声をかけられてしまった。 そいつがすっくと立ち上がって前に立ちふさがると同時に、後ろからも男が三人ほど こちらに向かって歩いてきておりちょうど挟まれた形になる。 「…ちょっとそこを通して欲しいんだけど」 「通して欲しいってかお嬢ちゃん!げひゃひゃひゃ!」 前にいる男の片方が卑下た笑いをし周りの男達もニヤニヤと笑いを浮かべる。 しかめっ面で対峙しているルイズをよそにゼロは男達の観察をする。 後ろから来た男達はちらつかせてはいないものの腰元に短剣をぶら下げていて いつでも抜けるような態勢になっており、前の男はというと何も持っておらず 腰にも何かぶら下げている様子は無かった。 「(……後ろ三人はともかく前の奴は何も持っていないな、一体どういう事だ?)」 「ここは俺達の縄張りって奴でな、通る奴には通行料を頂いてるんだ」 「で、いくらたかろうってのよ」 「お嬢ちゃん可愛い見た目して言い方キツいねぇ、じゃあ金貨20枚って所だな」 ルイズが買い物に持ってきた金額は新金貨300枚。ルイズが200枚、ゼロが100枚持っており 出せない金額ではないもののカツアゲとあっては貴族のプライドが黙ってはいなかった。 「ゴロツキに出すものは何も無いわ、そこをどきなさい」 いつもの調子でルイズが言い放つとやはり男達は卑下た笑いを浮かべた。 「よぅし分かった、じゃあ払わない場合どうなるかご覧頂こうか」 前に立ちふさがる男が後ろのズボンをまさぐると短い棒――即ちワンドを取り出した。 「悪いが俺はこのブルドンネの裏通りじゃちょいと有名でね」 そう言った片方の男がワンドを壁に向け呪文を唱える。 小さな炎がワンドの先に発生しそれは膨れてあっという間に火球へと変貌してゆく。 ファイヤーボール、火球を発生させそれを放つ火系統の魔法である。 杖を向けた瞬間から身構えるルイズとゼロに余裕ありげに男が話す 「おっと今は当てないから大丈夫、い・ま・は」 そう言うと発生した火球が二個、三個と増えてゆく。 「兄貴を怒らせると痛い目に遭うぜぇ!」 「何せトライアングルだからな兄貴は!治療が追いつかねぇほど爛れちまうかもなァ!」 「悪いが後ろへ逃げようとしても、呪文を唱えようとしても、俺達がブスリ!といくぜぇ…」 後ろにいた男達が腰の短剣を抜いて構える。 「(ゼ、ゼロに何とかしてもらわないと…って剣使えないじゃない! 壊れたからって学園内に置いてきてたんだった!でも壊れてるからあの技は使えないんだし 持って来てもしょうがないって言うか…えーっとえーっと…)」 目があちこちに泳ぎどうしようもないルイズの様子に「カモれる」とふんだ男達がにじり寄ろうとしていたその瞬間であった。 「お待ちください!我々とて争いは好みません、金貨はお支払いしますので 袋から金貨を取り出すまでお待ちいただけないでしょうか!」 ゼロは確かにそう言い放った。 それを聞いて唖然とするルイズと、話がまとまったと思い返事をする男。 「従者さんは賢い事で!おい、お前らそこで止まっときな!何か怪しい素振りをしたら俺が始末する」 「ちょっと!何言っ…」 「お嬢様申し訳ございません!ここはひとつ彼らに!」 ゼロはそう言うとルイズの手を掴み引き寄せる。ファイヤーボールが周囲を照らしているものの 薄暗い場所なので鼻先まで近づかないと深くフードを被ったゼロの顔は見えない。 鼻先までゼロの顔が近くに来た時、小声でゼロが喋った。 「いいか、俺が合図をしたら後ろの三人の男の誰でもいい、手に持ってるナイフを錬金してみろ」 「いきなり何なのよ、そこまで正確に狙いつけてやった事無いし」 「これも経験だ、前のメイジは俺がやる」 「アンタ剣無いじゃない」 「心配するな、手はある」 「手だけあってもしょうがないじゃない!」 「そういう意味の手じゃない!」 「おい従者さんよぉ!いい加減早くしてもらえねぇかなぁ!何なら従者さんから先に焼いちまってもいいんだぜ!」 「申し訳ありません!早速お金を…」 「とにかくお前を信じてるからな」と言いルイズの前に立ち金貨の詰まった袋を前に掲げる。 ひゅぅ、と男が袋を確認しゼロ達に向けていた杖を下ろしたその時。 「今だ!」 ゼロの袋を持ってない空いた片手が男の方に向くのと、ルイズの杖が後ろの男達に向いたのはほぼ同時だった。 「錬金ッ!」 「雷電破(サンダーエレクトロン)!」 ゼロの手から稲妻が男に向かって迸る、それは杖を向きなおした男にとってあまりにも早すぎる攻撃であった。 火球を飛ばす間もなく稲妻が男の体を貫き、火球が虚しく掻き消えながら男が崩れ落ちる。 ルイズの錬金は狙いを外す事無く、見事真ん中の男のナイフに作用しいつもの失敗のようにナイフが爆発した。 「武器屋に走るぞ!」 「う、うん!」 ゼロの呼びかけにルイズが走り二人はその場を走り去ってゆく。 倒れた男の手に持っていた杖が走ってゆく二人に踏まれ、虚しく軽い音を立て割れた。 余談だが、そのほんの少し後に爆発音に気づいた通行人が様子を見に行った所、気絶している男と 何かに吹き飛ばされたかのように壁に打ち付けられて気絶した煤だらけの男三人が発見された。 男達は「貴族のガキとフードを被った従者にやられた」と証言しているものの ここらへんで顔の知れたゴロツキであるのと証言のみで信用に乏しく、この件に関しては 「内輪もめの喧嘩」として処理されたそうだ。 閑話休題 ゼロとルイズは何とか武器屋の前まで辿り着いていた。 周囲を見回しているゼロに対し、恐らくはあまり運動をしていないであろうルイズは すっかり息を荒くしており肩で息をしていた。 「…この様子だと奴らは全員気絶していると見て間違いないだろうな、上手くやったな」 「アンタ…さっき…かっ……雷を…ぜぇ…手から撃ってなかった…?」 「あれも雷龍剣の技だ。まぁかなり加減はしてあるが」 「なんなのよもう…なんでもありじゃない…」 「しかしこれぐらいで息が上がるとは鍛えが足りないな、少し運動しろ」 「う…うっさ…い!」 「店の前で何だいあんたら!買うなら買うでさっさと入りな、冷やかしならさっさと…」 「買うわ!買うわよ!」 いつの間にか武器屋の入り口に立っていた五十がらみの男が、パイプを片手にうっとおしそうに二人へ話しかけてきた。 しかし勢いよく買うわと答えながら振り向いたルイズの胸に紐タイ留めに描かれてある五芒星を見て 「これはこれは貴族様でございましたか!」 と、彼はころっと態度を変えつつ、もみ手しながら二人を店まで案内したのであった。 その頃、魔法学院内の学院長室―――――― 「ミス・ロングビルや」 「はい、なんでしょうオールドオスマン」 「おっぱい揉みたい」 「今度は折りますよ」 いつものようにオスマンのセクハラな質問を書き物をしているロングビルが無慈悲な返答で返す。 「…ちょっと位ケチケチせんでもええのに、まーええわい。ミス・ロングビルや、この間宝物庫の目録を作りたいと言っておったの。 今用事があって宝物庫に入るところでな……行ってみるかえ?」 「えぇ、是非」 施錠の魔法がかかった引き出しを開錠し、大人の掌ほどの頑丈そうな鍵を一つ取り出したオスマンとロングビルは学院長室を後にした。 オスマンの後ろを歩くロングビルの顔が今までにない、歪んだ笑みを浮かべていたのには 前を歩いていたオスマンが気づくはずも無かった。 「ここが…宝物庫」 箱に収められているアイテムが大半であるが、様々な杖がかけられている一画があったり また別の壁に目をやれば見た事も無い剣や鎧などが置かれておりそれらが一体となって 尋常ではない空気をかもし出していた。 「わしはちょっと探し物をするから、ロングビルは目録を頼むぞい」 「はい」 宝物庫の奥へと進むオスマンを見届けると、ロングビルは目録を記しつつ保管している箱や 飾られている鎧をやけに丁寧に眺めた。 「…飾ってあるのは大体かさばるような大きさで…箱は魔法で施錠…流石に今ここで…ってのは無理、ね」 「何か言ったかのー!」 「い、いえ、なんでもありませんわオールド・オスマン!」 「…お、あったあった」 オスマンの方から声が聞こえ、つい声に出してしまったとハッとするロングビル。 しばらく目録を作る作業に打ち込んでいるとオスマンがレビテーションの魔法で大きな箱を三つほど浮かせて持って来た。 「よいしょと、ふぃー…長らくしまっておると出すのにもひと苦労じゃわい」 「それは何ですか?」 「聞きたい?」 宝物庫の開けた場所に置かれた三つの箱を前に、オスマンの手がいやらしくわきわきと動く。 「一揉み100エキューはいただきましょうか」 「…しゅ、しゅみません」 にっこりとした顔でオスマンの襟を締め上げるロングビルにどうしようも出来ず、 素直にオスマンはこの箱について話す事にした。 「これは三つ合わせて「三獣の武具」とワシは呼んでおる。 それぞれ獅子と、梟と、竜をあしらった武具じゃから三つ纏めて“三獣”という訳じゃな」 「三獣の武具…思い出しました、宝物庫に納められている物の中でも指折りのものだと聞いております。 確か斧・杖・盾の三つでしたわね。しかしそのような代物を何故?」 「これを受け取るべき者が現われた、とでも言うておこうかの」 「受け取るべき…者…」 「これでいつでも武具は渡せる準備は整ったの、ではここから出るぞい」 「はい」 オスマンの後に続いて部屋を後にするロングビル。 閉じてゆく扉の向こう側にある三つの箱を見ている眼差しはいつもとは違う、獲物を定める狩人の眼差しであった。 ――――――――――――三獣の武具、今度の獲物はこいつに決まりだねぇ 前ページ次ページルイズの魔龍伝
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所変わって、ここは学院長室 オールド・オスマンの仕事場である そこに居たのは学院長オールド・オスマンと血相を抱えたコルベールであった 「それでコルベール君、これが君の疑問の答かね?」 「はい!これがミス・ヴァリエールの召喚した使い魔のルーン、そしてこれが・・・・」 コルベールは右手にスケッチを掲げ左手の指で古文に書かれたルーンを指す 「間違いありません!このルーンは始祖ブリミルの伝説の使い魔、『ガンダールヴ』のそれと同じです!!」 「ふむ・・・・」 オスマンは髭を撫でながら頷く 「確かにルーンは同じじゃ。ルーンが同じということは、ただの平民が『ガンダールヴ』になったということになるんじゃろうな」 「そういうことですな」 「しかし、それだけでそれは早計ではないかのう」 コルベールはさらに何か言いたそうな顔になる 「しかしそれが・・・・」 その時部屋にドアノックの音が響いた 「ロングヒルです」 秘書、ミス・ロングヒルが部屋に入って口を開く 「ヴェストリスの広場で生徒が決闘を始めたそうです。教師が止めに入ったそうですが他の生徒が邪魔で出来ないようです」 オスマンがふうっと溜め息をつく 「まったく、暇をもてあました貴族ほど質が悪い生き物はおらんわい。っで誰だねそれは?」 「一人はギーシュ・ド・グラモン」 「色男だったグラモンのバカ息子か。ではどうせ女の子の取り合いじゃろう。相手は?」 「それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔です」 「えっ!?」 コルベールが目を見開いて驚き、オスマンを促した 「オールド・オスマン!」 「うむ」 オスマンが杖を振ると壁にかかった大きな鏡に広場の様子が浮かび上がる。 ギャラリーは再び騒ぎ始める。 学院にそびえ立つ、あの高き風の塔から突如人が飛び降りた メイジならわかる、「フライ」など自分を浮かせる事ができる魔法であればそれは容易いだろう しかし、飛び降りた男は魔法が使えない平民、しかもあのゼロのルイズの使い魔である 「マスターすまない、遅れてしまった」 ロムはルイズの方に向き謝る 「あ、あんたあんな所から・・・・、ってそんな事より!なんで決闘で遅刻なんかするのよ!!あんな事言っておいて!!」 「すまないがこれが終わってから話す。それより今は俺から離れてくれ」 ルイズは渋い顔をしながらギャラリーに戻る、顔を向けずに言った 「ロム!勝ちなさいよ!主人に恥かかせたんだから!!」 「ああ」(今・・・・初めて名前で呼んでくれたな) 「さてと、決闘に遅れたとは言えよくぞ逃げずにここまで来た」 ギーシュが薔薇をロムに向けながら言う 「ではこれより決闘を行う!!」 うおおー、っとギャラリーに歓声が巻き起こる! 「ナイスよタバサ、ここなら良く見えるわ」「・・・・・・・・」 キュルケとタバサは、タバサの使い魔、ウィンドドラゴンのシルフォードの背中に乗って空から決闘を伺う シエスタは背伸びしながら懸命にギャラリーの向こう側を見ていた 「行くぞ(シャキーンッ)」 ロムの口元がバイザーで隠れる それと同時に拳法の構えを見せる (丸腰か・・・・、騎士のような格好をしているから剣でも持っていると思ったが・・・・。思ったより早く終わりそうだ。 さぁ断罪するがいい・・・・。女の子の心を奪った罪は大きいよ) ギーシュは余裕の笑みを浮かべると薔薇を振った 花弁が一枚宙に舞う、するとそれは甲冑を着た女戦士となった 「・・・・・・・・!」 突然出現した人形に驚くロム 「僕はメイジだ。だから魔法で闘う。」 「・・・・・・・・・・・・」 「言い忘れていた。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」 ワルキューレはロムに向かって突進していく するとロムの腹に向かって殴って来る 「むっ!」っと声を出してそれを避けるロム、今度は横から蹴りが来たがそれも難なく避けた (成る程、見掛けより動きが速いようだ。だが単調だ!) 「ほらほら!避けてばかりじゃ直ぐに疲れるよ!!」ギーシュが勝ち気で言う 上蹴りを避けたロムが右手を腰の位置まで下げる、そして 「天空宙心拳!!」 そう叫ぶとロムの拳がワルキューレの顔を砕く。ワルキューレは膝をつき、そして倒れた 「何だと・・・・」 ギーシュが突然の展開に驚愕する 「どうした、これで終わりか!」 「まっまだだ!まだ終わらんよ!!」 ギーシュがさっきより力強く薔薇を振る、すると六枚の花弁が六体のゴーレムとなる 「行け、あいつを倒せ!」 全てのゴーレムが腰の剣を抜きロムに向かって行く 「ここは同時に倒すのが速いな、ならば!はっ!!」「と、跳んだ!あんなに高く!!」 ギャラリーが空に顔を向ける ロムは宙に舞うと一回転し、ゴーレムに向かって足を向ける 「天空宙心拳!稲妻跳び!!」 すると前にいた一体を蹴りあげ、砕くと同時にアクロバティックのようにまた跳びあがる。そして隣にいる二体目、その後ろにいる三体目、四体目、五、六と。 ロムは跳ぶのを止め、足を地に付ける 「・・・・・・・・・・・・」 無惨に砕けたゴーレム達が倒れている光景にギーシュは声が出ない ロムはギーシュの居る方に体を向けて訪ねる 「さあ、続けるのか?」 「いや・・・・、まっ参った・・・・」 ギーシュの降参と同時に歓声が巻き起こる 「す、すげー!あの平民ギーシュに勝った!!」 「しかもあっという間に終わらせやがった!!」 「丸で蝶の様に舞い!蜂の様に刺す!」 「か、かっこいい!!」 などと交えた声が溢れていた 「ロム!とても素敵じゃない!やっぱり私の見込んだ通りの人だわ!!」 キュルケが手を組んで騒いでいる、タバサはと言うと 「・・・・・・・・・・・・」 無表情ではあったが彼女の握っていた本のページにはついたばかりのシワと彼女の汗のシミが付いていた 「ロムさん・・・・、貴族にかっちゃった・・・・、跳んでいる時、目あった・・・・」 シエスタはというと、あっと言う間の出来事であったので情報処理できずにいたが、その頬には赤みが差していた 「本当にギーシュに勝っちゃった・・・・」 「マスター、勝ってきたぞ」 ロムがルイズの下による 「あんた、そんなに強かったんだ・・・・」 ルイズはまだ驚いていた 「言ったはずだ。天空宙心拳でマスターを守ると」 「・・・・な、何言っているのよ使い魔の癖に!もう昼なんだから日が沈む前に洗濯して来なさいよ!!」 ルイズの頬はとても紅くなっていた 「わかった」 そういうとロムは寮の方へと向かって行った ギーシュが立ち上がって首を振る 「ルイズ、彼は一体何者なんだい?」 「ただの平民でしょ」 「ただの平民に僕のゴーレムが負けるはずがないだろう」 「あんたが弱かっただけでしょ」 所変わって学院長室 「・・・・凄かったですなぁ学院長!」 「うむ!塔から名乗り、突然飛び降りる。そして疾風の様に敵を討つ!! 小僧共の喧嘩とは言え久々に心を熱くさせてもらった!!若い頃を思い出すのお!!」 映画を見ているのと同じなのか二人はとても興奮していた ロングヒルはと言うと (・・・・へぇ中々面白そうな人) 知的な外見からは思えない妖美な笑みで部屋を去った 「ところで学院長」 「なんだね?」 「やはり彼は『ガンダールヴ』のでしょうか」 「うむむ・・・・『ガンダールヴ』は様々な武器を使い、主を守ったと言われるがあの男は素手で闘ったが・・・・」 「いくらドットクラスの作ったゴーレムとは言え、素手や蹴りで砕くなんてありえません!」 「うむむむ・・・・」 「それに彼は人間ではありません」 オスマンが細い目を見開く 「なんと!それは本当かね!?」 「はい、『ガンダールヴ』の姿の記録は残っていません。これにより彼が『ガンダールヴ』である可能性はより高いと思います」 「うむむむむ・・・・、よしコルベール君、このことを王宮に報告するなよ。戦争の道具なぞに使われたらこまるからな」 「はっ!」 どたどたと部屋を後にするコルベール、そしてオスマンが呟く 「現代に甦ったガンダールヴ・・・・、人間ではない男、まさか・・・・」 そしてその日の夕方 「ふぅ、マスター洗濯物が乾いたぞ、マスター?」 「あの~ロムさん」 後を向くとシエスタが立っていて焼き立てのパンと手紙を持っていた 「実はミス・ヴァリエールに頼まれてこれを渡しにきたのです」 「マスターが?何々・・・・『ちょっと魔法の練習に行ってくるわ。夕飯までに戻るからそのパンでも食べて待っていなさい。ルイズ』・・・・・・・・」 「あのロムさん、どうしたんですか?」 「あ、いや、考え事をしていてな」 「あと、夕食後に厨房に来て下さいね。マルトーさんなんか張り切っていますし」 「ああ、楽しみにしておくよ」 「私も楽しみです!それじゃまた」 シエスタが部屋から出ていく そしてロムは窓を開けて夕焼け空を見て、今日一日を振り返る 「ルイズ・・・・、君は必ず認められる、そう遠くない内にな」 おまけ シエスタの日記 今日の夜、ロムさんの決闘勝利お祝いパーティーをやりました。賄い食とは思えない美味しい料理をロムさんの隣で食べたりしながら・・・・ (中略) それで皆やマルトーさんはロムさんの事を「我らの剣」と呼ぶようになりました。 そしたらマルトーさん、大奮発してヴィンテージ物のぶどう酒を持ち出してロムさんに飲ましたらもう大変! ロムさん、お酒に弱いらしくてすぐに酔っ払ってしまいまい、突然料理を作ると言って厨房に入ると「このパンを作ったのは誰だぁ!」って言って出てくると (中略) そういうことでモチヅキさんは「もう二度と手を抜いてパンを作らないよ」って反省しました。 めでたしめでたし (中略) ロムさんが来て5日は経ちました。 早朝、ミス・ヴァリエールの衣類を洗濯している所に声をかけようとしたら二年生のマントを付けたセミロングの女の子が・・・・ どうやらロムさんはその人に洗濯を教えて貰って以来、よく話すそうです 可愛らしい容姿をしているのになんだか何時も赤い顔をしているから心配だと言っていました そこでその日の夕方その女の子に・・・・ (中略) っということで今日はとても清々しい一日になりました 明日もロムさんに会えるといいなぁ
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__ _, '"´ `丶、 / \ / ,' / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ ,' ハ ヘ. ' ` ,' l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ //' ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ',__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r' / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ ', } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ' 〃 ( ヽ ,. / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;>'´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=―'´ ○━・━・━・━・━・━・━・━□━・━・━・━…━・━・━・━☆━・━・━・━・━・━・━・━◇ 【ルイズ】 LV:50 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール♀ 個体値 06 こうげき / 18C ぼうぎょ / 24B すばやさ / 29A- とくこう ./ 44S- とくぼう / 35A うんせい / 吉 初登場4スレ951 にとりんの牧場時代の親友 ツンデレで氷系呪文を得意とする たぶん、戦うことになるだろう…
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「俺たちは一体どこで間違ったんだ……?」 データ 名前 相原才人 あいはらさいと 異名 階級 中忍/下忍 流派 ハグレモノ 信念 情 性別 男 年齢 24/9 表の顔 天川機関構成員/小学生 PL はすが 概要 天川機関後方支援部隊所属。 現在は消息不明。 奥義 《パニッシュメント・イン・サイト》 エフェクト:範囲攻撃/乱れ/回数制限 右目の魔眼の力で、視界に入ったもの全てに裁きを与える。 関連シナリオ センチメンタル・ヒストリア 関係者 昏原流香 間桐正一 マキナ 赤マント 城戸颯太 歯車螺子男 台詞集 相原 才人:これからはさー 相原 才人:困ったことあったらすぐ言った方がいいぜー マキナ:えー大丈夫だよー 相原 才人:なんで言い切れるんだよー! マキナ:でもありがとうね、才人君! 相原 才人:まあいいけどさー 相原 才人:お腹いっぱいだぜ モブ:カレーは最高だったな 相原 才人:毎日でもいいくらいだよなー モブ:世の中には「カレー大使」なる称号を持つ者がいるらしいぜ 相原 才人:まじかよ…… 相原 才人:カレー大使になれば毎日カレー食べ放題なんかな…… モブ:駅前のカレー屋は半額になるって聞いたぜ 相原 才人:すげー! 相原 才人:おれもなってみてえなー モブ:俺も将来カレー大使になるわ…… 相原 才人:お互いがんばろうぜ! モブ:おう! 相原 才人:あのセイイチでもさすがに毎日カレーじゃなかったもんな…… 相原 才人:すごいぜカレー大使…… モブ:まじか……
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ルイズと幽香は他者と一歩送れて朝食の席を立つ。 これから、幽香を入れての、初めての授業である。 「・・・むきゅー。この本、興味深いわ。ここの世界の魔法も会得して、 絶対に魔理沙をぎゃふんと言わせてやるわ」 第4話 こんどこそ すごい 本領発揮 他の生徒から数分遅れてルイズと幽香が教室に入る。 すると、赤い髪をしたスタイル抜群の女性がルイズの姿を認めると、近づいてくる。 「あらルイズ、おはよう」 「・・・おはよう、キュルケ」 ルイズは心底嫌な顔を、キュルケは悪戯を楽しむような顔をしている。 「この人が貴方の召喚した使い魔?」 「そうよ、幽香こそ「使い魔じゃないわ。あくまでルイズとは対等のつもりよ」ってちょっと」 キュルケの質問に、ルイズが自慢げに答えようとしたところ、幽香の口から驚きの言葉が漏れた。 「ち、ちょっと、前に一応ではあっても敬おうって言ってたじゃない」 「いや、なんかやっぱり慣れない事はするもんじゃないわねって事で」 「余りにも酷いわ・・・」 ルイズの絶望感に満ちた声が漏れる。もちろん、それはキュルケにも聞こえていたわけで。 「あははは、ルイズ、なんだかとんでもないのを召喚したみたいね?」 「ふ、ふん!これでも実力は本物・・・なんだからねっ!多分!」 「多分って何よ、私は本気さえ出せれば分けはあっても負けたことは無いわ」 「ふふ、でもあたしはちゃんとした使い魔を召喚したのよ?おいで、フレイム」 すると、教室で他の使い魔と話して(?)いたオレンジ色のトカゲの様な大きな生き物が歩いてきた。 「あら、火の象徴の生き物?」 微妙に不快そうな顔をする幽香。 「そうよ。この尻尾、素晴らしいと思わない?」 確かに、とルイズは思う。この尻尾から見るに、サラマンダーの中でもそれなりに 高位にあるのだろう。と、容易に想像が付く。 「ふーん・・・知能の割に力はあるのね。花、燃やさないでね」 「ふふ、あたしが指示したりしなきゃ、そうそう火なんて吹かないわよ」 「ふーん、ならいいわ」 完全にルイズは蚊帳の外である。 「ちよっと幽香、せめて他人の前では使い魔らしく振舞って頂戴よ」 「嫌よ、逆にルイズしか居ないんなら・・・考えなくも無いけど、他人の前で使い魔 ・・・と言うより、ルイズより下だなんて思われたくないわ」 「ふふ、ルイズ、貴方、使い魔に忠誠も見せて貰えないようだからモテないのよ・・・」 「私はアンタみたいに他人に媚を振り分けるほど暇じゃないのよ」 ルイズが反論をするが、キュルケは幽香に興味があるようだ。 「ねぇ、貴方はなんて名前なの?」 「あら、こちらの貴族は相手に先に名乗らせるの?」 「そうね、こちらから名乗りましょうか。あたしはキュルケ。微熱のキュルケ。」 キュルケはそこで一旦区切ると、ルイズにあてつけるように胸を張り、幽香に向かって艶かしい視線を送る。 「ささやかに燃える情熱は微熱。でも、世の男性はそれでいちころなのですわ。あなたと違ってね?」 キュルケは視線を幽香の胸に移動させ、その後視線をルイズの胸に固定し、嘲るような笑みを浮かべる。 「じゃ、失礼?」 そのまま、キュルケはさっそうと歩いていく。歩く姿でさえ何か色気のような物があった。 「キィィィッ!くやしいっ!何よ何よ!絶対幽香のほうが使い魔としての格は高いんだからっ!」 「・・・・・・」 「どうしたのよ、幽香?」 「胸で・・・負けたわ。そうそう負けることは無かったのに・・・」 「・・・そう」 幽香は割りと本気で悔しがっているようだ。 そこに何故かキュルケが戻ってくる。 「ルイズ、貴方、タバサの部屋に入った何か、見なかった?」 「・・・? いえ、見てないけど?」 「うーん。やっぱりルイズも見てないか・・・」 「どうしたのよ?」 「ううん、ただ、タバサが後で戻ってはいるとはいえ、本が減ったりしてるって嘆いてたのよ」 「ふぅん・・・普通、生徒ならタバサの部屋じゃなくて図書室に行くと思うけど・・・」 「だから妙なのよ。まぁいいわ。見つけたらあたしに言ってね。それじゃ」 こんどこそキュルケは男性の群れに戻っていく。 「変なの・・・」 「へぇ、この学園、図書室なんてあったんだ」 「えぇ、まぁ、一般生徒じゃ入れないところもあるけどね」 「ふぅん・・・まぁいいわ、前に居るの、先生でしょ?」 「げ、危なかったわ。ありがと幽香」 「どういたしまして」 前に来た先生、シュヴルーズ先生が口を開く。 「おはよう皆様、私はこの季節に召喚された使い魔を見るのが好きなのですよ・・・ 本当に皆さん、色々な・・・色々な・・・」 シュヴルーズはルイズの隣に居る幽香を見て凍りつく。 「・・・えー、本当に色々な使い魔が居るのですね・・・」 「ちょっと、ミセス・シュヴルーズ!人の使い魔みて硬直するのは止めてください!」 「そうよ、使い魔を一通り見てみたけど、私以上の生き物・・・いや、かろうじて対抗できそうなのは、 そこの青もやしの竜しか居ないわよ?」 幽香は青もやし・・・いや、タバサを指差して言う。 タバサは反応しない。それに対してキュルケが反応する。 「ちょっとそこの使い魔、タバサをもやし呼ばわりとは、 礼儀がなってないんじゃない?」 「あら、すいませんね。昔、そこのタバサ、だっけ? に似た人が紫もやしと呼ばれて居たので、つい呼んでしまいましたわ。 非礼をお詫びします」 「くっ・・・わ、わかればいいのよ!」 周りからは明らかに喧嘩を売りに行ったキュルケを上手く受け流すほどの知慧を 見せた幽香に控えめながらも感嘆の声が漏れる。 ルイズは幽香の耳元でささやく。 (よくやったわ幽香!) 「ゃん!」 「え?」 しかし幽香はそれに気づかなかったようで、ルイズの息が幽香の耳に入り、 思わず嬌声を上げてしまう。 その声はやけに色っぽく、何人かの男子生徒が反応してしまう。 その耳を押さえて甘い声を上げながら顔を赤らめるという動作を 幽香のスタイルとルックスを見ていたギーシュは直視してしまった。 「・・・可憐だ。薔薇たる私が、あの花を手に取らない?そんなことはあり得ない。そんなことは―――!」 ギーシュは、ルイズの最初の召喚、そう、コルベール場外ホームラン事件を見ているのだ。 もちろん幽香の名乗り上げも聞いている。 「そうだ、花だ!全ての美しい花は私の物、ならば私が薔薇である必要は何処にもなくて―――!」 気障なギーシュがなにやら叫んでいるが関係ないことである。 しかし、ミセス・シュヴルーズ先生は耐えられなかったらしい。 「ふがっ!」 「しばらく黙っていなさい。では授業を始めましょう」 「ふがふぐふもっふー!」 ギーシュの喚く声が五月蝿いので生徒達によって窓から落とされる。 これは痛い。 「では、今日は使い魔を召喚して皆さん疲れているでしょうし、土魔法の基本、錬金 のおさらいをしましょう。それでは・・・」 シュヴルーズ先生が錬金の理論を説明している。 しかし、ルイズにとっては実技が出来ない分、座学はかなり優秀な方である。 そんなルイズにとっては、非常に退屈な授業である。 しかし、幽香はしきりに頷きながら、その授業の内容を咀嚼している様であった。 「幽香、意味わかるの?」 「うーん、分からないわけじゃないんだけど、どうにもピンと来ないわ。 せめて、一回でも実技が見れれば・・・」 「・・・貴方、実は頭良い?」 「・・・伊達に数百年生きてないわ」 「うそっ!貴方、そんなに生きてたの!?」 「言ってなかったかしら?妖怪は軽く千年は生きたりするわよ。 ま、種族にもよるけどね」 「・・・何か、常識が崩れて来たわ」 この時、ルイズは不覚にも大きな声を上げていてしまった。 「ミス・ヴァリエール!」 「はっ!はい!」 「随分と余裕のようですね。では、私がやるつもりだった 錬金の魔法を実演していただきましょう。大丈夫です。 貴方はとても優秀な生徒と聞いています。さぁ」 途端に周りがザワザワと騒ぎ始める。 「あの・・・先生、やめさせた方がいいと思います」 「もう爆発は見たくありません!」 「触ると爆発する技ってあったわね」 周りの生徒達が口々に止めろ止めろと騒ぎ立てる。 その様子を見て、なおルイズはその指名を受けた。 「やります!」 ルイズのこの宣言で、生徒達が隠れようとした。 「―――静かにしてくださらない?」 しかし、ルイズの隣に居た女性、いや、使い魔の幽香が、 この喧騒の中でもやけに響く、重く、低く、人間の本能に直接語りかけるような 声を、いや、もはやこれは号令だ、を掛ける。 「ミセス・シュヴルーズ?」 「は、はい?」 幽香が、非常に優しい声でシュヴルーズに声を掛ける。 周りの喧騒は、幽香の先ほどの一声で静まり返っていた。 「普通は生徒の前に、先生が手本を見せる物じゃなくて? ―――ミセス・シュヴルーズ?」 幽香の、「異論は許さない」と言う、確固とした感情の籠められた言葉は、 それは言霊となってシュヴルーズの考えを侵食する。 「え、えぇ、そうですね。わかりました。では私が手本を見せます」 そう言ってシュヴルーズは、土を出すと、それに魔法を掛ける。 するとその土は、金の輝きを放つ金属に変化する。 「あら、凄いですね先生。それは金ですか?」 幽香は心底感心した風でシュヴルーズを見て、声を掛ける。 それに対してシュヴルーズは自嘲したような 笑みを浮かべながら言葉を紡ぐ。 「いえ、これは真鍮です。私は二つしか属性を掛け合わせられませんから。」 シュヴルーズの自分を見下すような言葉に、幽香はポツリとつぶやく。 「ふぅん―――なんだ、これなら、まだ魔界の人形の魔法の方が高度だわ」 「え?」 幽香のぽつりと言った一言は、近くに居たルイズにしか聞こえていなかった。 「ミセス・シュヴルーズ?」 「は、はい、何でしょうか・・・?」 「よろしければ、私に一度やらせて戴けません事?」 「え?」 シュヴルーズは、不思議そうな表情をしながら、疑いの念の篭った声を上げる。 その幽香の申し立てに、ルイズが反応する。 「や、やめてよ幽香!私が恥かいちゃうじゃない!」 「見てなさいルイズ―――これが、私の実力って言う物よ」 幽香は、あたかも自分がこの空間の支配者のごとく、 いや、事実そんな状況だ。誰もが、学園長室に居る三人ですら、 遠見の鏡を使ってこの状況を覗き見ている。 「行くわよ―――」 幽香の宣言に、全員が息を呑む。 そして―――幽香の魔法、土を真鍮に変える魔法が使われた。 それは、貴族の使う杖と言う、それなりの長い時間を掛けて作られる杖と言う 魔法媒体無しで振るわれた。 「―――出来たわ」 そして、その土は見事金の輝きを放つ別の金属、真鍮に成り代わっていた。 「――――――!!」 その歓声は、どこまでも無音であった。 ただ、ルイズを初めとする、学園全員を、震わせ、叫ばせる物であった。 そして、幽香は言う。 「ルイズ?」 幽香の突然の呼びかけに、ルイズは驚く。 「な、何よ?」 「ルイズ、こっちにいらっしゃい。もしかしたら、 貴方に魔法を使わせられるかも。」 「なっ!」 「「「なっ!?」」」 教室のほぼ全員が驚きの言葉を上げる。 もちろん、校長室の三人も、である。 「どうするの?ルイズ?私のやり方―――やってみない?」 「当然、やるわ!」 ルイズは、もしかしたら今までの自分の評価をひっくり返せるかもしれない その考えだけで、走ってやってきた。 それはそうだろう。幽香は、完全に魔法の素人の筈なのだ。 その幽香が一発で魔法を成功させた。つまり、それは自分にも 魔法が使えるのではないか―――? そう、考えさせるのに十分であった。 「偉いわねルイズ・・・よく来てくれたわ」 ただ、ルイズには、一つ心配なことがあった。 何故か、幽香に良く解らない迫力と言うか、 周りの人に、一切の反論を許さない、ナニかが渦巻いていたのだ。 「待ってね・・・」 幽香は、またシュヴルーズの用意した土に何処からか 出した種を蒔き、宣言する。 「フラワーマスターの名において宣言するわ。 ―――咲きなさい」 すると、ルイズ、この中で最も博識なタバサですら見たことの無い花を咲かせる。 その花を、ルイズの花に近づけると、ルイズは意識を失った。 「ふふ、いいわ。さぁ―――!」 その光景を見ていたオールド・オスマンと、コルベールは、ほぼ同時に叫んだ。 「いかんっ!」 すぐさまその幽香の行動を止めに行くが、幽香の鏡越しの視線と、 満面の笑みを見ると、一瞬でそんな考えが吹き飛ぶ。 元々、動くことすら出来なくなっていたロングビルは、「ひっ」 と言う声を上げて、失神した。 使い魔は、そのメイジと実力差があると、メイジから主従の関係を取り除こうとする。 幽香は、正にそれをしようとしていたのだ。 幽香は、嬉しそうに叫ぶ。 「さぁ、これで私の使い魔生活も終わり―――よっ!」 光が走った。
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ルイズ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 【来れない日時や曜日、時間帯等】 【称号/階級】 【好きなカード】 【使用デッキ】 【自己紹介】
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かわいい 萌 ちょっと、そこの馬鹿犬 ちゃんと書かないとはいい度胸ね ルイズw CV釘宮 ライトノベル【ゼロの使い魔】のメインヒロイン。桃色がかったブロンドの長髪と鳶色の瞳を持つ、ヴァリエール家の三女で16歳。身長153サント、スリーサイズはB76/W53/H75と小柄で細身の為、スタイルの良い同性に対してコンプレックスがある。また、細身なのにも関わらず腕っ節が強い。 トリステイン屈指の名門貴族であるヴァリエール公爵家(始祖は王の庶子)に生まれ、トリステイン魔法学院に進学する。学院の進級時、使い魔召喚の儀式で地球人の才人を召喚してしまい、彼を使い魔とする羽目になった。「ゼロのルイズ」の蔑称は、幼少の時から魔法に失敗し続けたため、魔法の才能が皆無であるとされたことから付けられた。だが魔法が使えなかったのは、四系統のメイジとは異なる系統の使い手だったせいであり、幾つかの事件によって「水のルビー」と「始祖の祈祷書」を手にしたことから、「虚無」の魔法に目覚める。彼女の虚無は、ロマリアの教皇ヴィットーリオによると“攻撃”を司るもので、第17巻時点で使える魔法は「爆発(エクスプロージョン)」「解呪(ディスペル)」「幻影(イリュージョン)」「瞬間移動(テレポーテーション)」。強力な破壊力と威力を持つ一方、初歩の魔法でさえすぐに精神力が尽きるほど消耗が激しい。虚無に目覚めた後は、簡単なコモンマジックは使えるようになっている。 可愛らしい外見とは裏腹に、気位とプライドは非常に高い上、短気で癇癪持ちで気難し屋という厄介極まりない性格。また泣き虫という子供っぽい一面も見せる。出来の良い姉たちの存在や、魔法を使えないなどの理由から両親から全く期待されていなかったと思い込み、強いコンプレックスを抱いていた。そのため、他人に認められたいと思うあまり、物語開始当初は無茶をすることが多かった。第6巻では家族の反対を押し切ってアルビオン討伐の遠征軍に参加してもいる。しかし、その後は無茶をするのも貴族としてのプライドよりも仲間のためを理由にするようになりつつあり、第10巻ではアンリエッタに貴族の身分を返上し、ガリア王国へタバサを救出に向かった。第11巻でのトリステイン帰国後、タバサを救出したことにより、アンリエッタの義理の姉妹となり第2の王位継承権を得ている。 最初は才人のこともただの使い魔としか見ていなかったが、共に戦い続けて行く中で少しずつ惹かれていき、彼のことを1人の異性として強く意識するようになっていく。ただし独占欲と嫉妬心が強いため、才人が自分を馬鹿にしたり、他の女性と仲良くしたりするとキツイ罰を与えることから、才人には「こんな女と結婚したら大変だ」と思われている。現在では才人に依存している面が目立ち、才人に「自分がいなくなったら死んでしまうのではないか」と思われてしまうほどである[1]。第13・14巻で、才人が母親からのメールに涙を流しているのを見て「才人のために何かしてあげたことがあっただろうか」という思いに駆られ、「アクイレイアの聖女」になることの対価に、ヴィットーリオに世界扉を開かせて才人を地球に帰すことを決意したが、結局才人は帰郷しなかった。第16巻で屋敷の地下室で密会した才人とアンリエッタを偶然目撃し、自分が消えればみんな幸せになれると思い、家出した。第17巻後半で才人と合流し、元素の兄弟の次男を雑魚扱いするほどになった。。 好きな食べ物はクックベリーパイ[2]。趣味は編み物だが、かなり下手。特技は乗馬。嫌いなものはカエル。アンリエッタの幼少時の遊び相手で、彼女が女王となった今でも友人として想われている。しかし、ルイズはアンリエッタがいつも自分の人形を借りてはすぐに飽きるのを根に持っていたことが第17巻で明かされている。才人に「姫様は飽き性だからすぐに捨てられる」と言って、アンリエッタと喧嘩になった。キュルケとは顔を付き合わせれば憎まれ口を叩きあうが、陰湿な要素は無く、悪友とも言える関係である。 作者のあとがきによれば、『ダルタニャン物語』にも登場する実在の人物、ルイーズ・ド・ラヴァリエールをモデルにしており、片足が不自由という身体的ハンディキャップを負いながらも誇りを持って己の生き方を貫く、その姿勢を見習っている。 ――――引用 wikipedia ゼロの使い魔の登場人物 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールより ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 小説11巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメ2期決まって良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ! コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら… ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる? 表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!! アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!